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山中千佳子

English profile

1983年、三重県に生まれ、幼少から15歳まで岡山県で育つ。
3歳からピアノを、12歳から作曲を始める。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学作曲科首席卒業 (2007)、
並びにアカンサス音楽賞受賞。
東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修士課程修了 (2009)。
青木省三、永冨正之、野平一郎、尾高惇忠の各氏に師事。これまでに、国内外の優れたコンクールで多くの受賞•入選を果たしてきている。
芸大学部3年次在籍中に、第74回日本音楽コンクール作曲部門入選 (2005)。
武満徹作曲賞第3位受賞 (審査員:トリスタン・ミュライユ / 2010)。
ヴィトルト・ルトスワフスキ生誕100周年記念国際作曲コンクールにて佳作受賞 (2013)。世界37カ国、年齢制限無しの160作品の応募の中から4名のファイナリストとして選ばれ、唯一のアジア人として入賞を果たす。
また同年、ジュネーヴ国際音楽コンクール作曲部門にて、Prix du publicとPrix "Jeune public"の二つの特別賞を受賞 (2013)。
同コンクールにおける作曲部門での入賞は、日本人として初の快挙であり、留学や海外講習会の経験が無くとも、音楽は国境を越えてゆけるという確かな実証となった。

2015年、「少年少女のための合唱曲集《ものがたりのキセキ》」(全日本合唱普及会)、混声合唱のための「大地と海と人のうた」(全音楽譜出版社)などによって出版デビューを果たす。2016年には、同声合唱とオーケストラのための「はじまりの朝に」(くらしきコンサート委嘱)が、世界的指揮者の山田和樹氏の指揮で、300名のジュニア合唱団・オーケストラよって初演され、大好評を博した。2017年、ヴァイオリンとピアノのための「Kotonoha」が、実力派大型新人と評されるヴァイオリニスト・鈴木舞氏のデビューCDに収録される。
この他にも、ピアニスト佐藤卓史氏のCD『ラ •カンパネラ〜珠玉のピアノ小品集〜』に《夜想曲I》収録、田中信昭指揮、東京混声合唱団・きみつ少年少女合唱団による《大地と海と人のうた》初演 、大井剛史指揮、東京フィルハーモニー管弦楽団による《二つのプレザージュ》初演、シルヴィア・カレッドゥのフルート、グレゴリー・シャーロット指揮、アンサンブル・コントルシャンによるフルートソロとアンサンブルのための《Uminari》のジュネーヴ初演など、国内外の優れたソリスト、オーケストラやアンサンブル、合唱団、指揮者によってその作品が演奏されてきている。
主要作品は独奏曲からオーケストラ作品まで幅広く、また自ら作詞も行い、言葉と音によって普遍的なメッセージや世界を表していく合唱作品などにも、近年、注目が集まっている。

Webメディア R25 の“Top Woman”にインタビュー記事が掲載されました!

【前編】〜A prequel〜    【後編】〜A sequel〜