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R25後編:日本にいながら世界的評価!

2017.5.6

R25前編:恥ずかしがり屋が世界的作曲家へ!

2017.5.6



《シグナルとシグナレス》初演!

2014.11.14

先日の11月9日、東京芸術大学の奏楽堂にて、オーケストラのための「シグナルとシグナレス」の世界初演が無事に終わりました。


今回の演奏会は、《芸高創立60周年記念》としての
同窓会コンサートという企画だったので、
オーケストラは、芸高卒業生または芸大の現役生・卒業生という条件のもとで、
この度のためだけに集まってくれたメンバーでした。


なので、とにかく平均年齢が若い!
若いわ〜〜〜!(@▽@)
もしかしたら19歳とかいう子もいたんじゃないでしょうか…。(絶句


現代作品や奏法に慣れていなかっただろう人たちも多く、リハーサルは波瀾万丈の幕開けでした。


その中で、沢山の素敵な出会いがありました。


色々と質問してきてくれて、とてもがんばってくれたハープの子たち。


クリスタルシンギングボウルや、エンジェルチューナーといった不思議な楽器たちを、とても楽しんで演奏してくれた牧野美沙さんはじめ打楽器の皆さん。楽器の配置を考慮して、奏者の数を増やしてくださったりと、本番まで本当にお世話になりました。



クリスタルシンギングボウルを擦る(通常の奏法)



クリスタルシンギングボウルに潜る(こらこら!笑)


とてもお茶目で、一生懸命に演奏してくださった打楽器の皆さん、ありがとうございました!


また、チェンバロ奏者の圓谷さんは、チェンバロの音色や音量について、ストップの加減による様々なアイディアを提示してくれました。
1回目のリハ後にスコアを持ち帰られて、全体を読譜して本番に臨んでくれて感激。

コンミスを務めてくださった野口千代光先生。


実は私、いよいよ本番当日のゲネの後に、「皆さんに一言どうしても言いたいことがある」と時間を数分もらい(怖)、
「リハ3日間からの今日まで、皆さんと一緒に音楽を作ってこられて楽しかった」
「しかし私は全然満足していない」
「もっといい演奏が出来るはず」
「間違いを怖がって音の頭が弱くなったり萎縮することはやめてほしい、自信を持ってきちんと音を出してくれ」と、
オケのメンバーに向かって叱咤激励してしまいました。


そういった私を、野口先生は黙って(微笑んで)見守り、意図を理解した表現でもってオケを引っ張り、初演の実現に導いてくださいました。


そして、指揮者の迫昭嘉先生。
「この最後のセクションはどういうイメージなのかな〜〜」「宇宙遊泳みたいな感じ?」
「このシグナルはハートビートなんだね、
じゃあここのフォルティッシモで心臓が止まるということね(笑)」
といったように、作品にこめたイメージについても色々と問いかけをして理解を深めてくださり、
とても楽しいやり取りでした。(実際は、心臓は止まりませんよ!笑)


この他にも、スコアを見たいのでデータで送ってほしいと連絡をくれた方々、鬼のハーモニックスを沢山がんばってくれたコンバスの方々、弦楽器さん、セカンドトップのたまきちゃん、ピアニストのいつきちゃん、時にシグナルになり、時には背景になり、時にはハイライトを飾り…といったように、沢山の役割を担ってくれていた木管さんに金管さん。


[リハ約1時間×3回+ゲネ40分→本番]という、
武満賞の時とほぼ同じタイムスケジュール=プロオケ並みの時間配分の中で、
誰も聴いたことがない現代作品の初演を実現してくださった。


ほんとに何度、頭の中をパカッと見てもらって、どういう音のイメージでどういう響きを私が欲しているのかを
すぐに伝えられたらどんなに楽かと思ったか知れません。。。






また、芸高の教諭でいらっしゃる高橋裕先生と平川加恵先生をはじめ、運営メンバーとしてご助力くださった皆様の絶大なサポートがなくては、この度の演奏会はとても実現しませんでした。心から感謝致しております!


平川先生は、運営だけでなく私の作品のチェレスタまで弾いてくださったので、
本番直前まで、舞台裏で「はいっ、
転換OKです〜 では山中作品本番いきます〜 はいっ」と
トランシーバーでやり取りされていて、
本当に頭が下がるばかりでした。。


携わって頂いたすべての皆様、そして当日、聴きにいらしてくださった皆様、
本当に有り難うございました。


オーケストラは、素晴らしいものです。
100名に近い数の人間で創り上げる、その大胆さや繊細さは、何物にも代え難い音響空間を実現してくれます。
けれど、それは本当に多くの方々の助力があって実現できる音楽なのだと、改めて痛感しました。


これから先も、リハーサル時間の設定や演奏団体の特徴・個性など、その都度異なる条件が巡ってくると思います。
今回は、どのような条件であっても、
奏者さんに最善を尽くした演奏をしてもらえるように、
どう自分が働きかけていくかはとても大切なのだと、学びました。
せっかく、作曲した私自身がまだ生きているわけですし…ね!

シグナルとシグナレスは無事に音になりました。
ようやく産声を上げさせてもらった思いです。本当に有り難うございました。


作品のプログラムノートはこちらです







この作品には、「人間の持つ感受性を信じたい」という私の思いも込められています。


そもそもの着想は5〜6年前で、私が学生の頃、歯科助手のバイトをしていた時に得たものです。


虫歯の有無を検知する機械があって、
通常は「ピーッピーッ」という音なのですが、
これが、虫歯を見つけると「ピピーン」と鳴るのですね(笑)。


それを聞いていた私は、例えばその「ピピーン」という音の意味を知らなかった人でも、
通常の「ピーッ」とは違う何かを機械が伝えているのだということは分かるんだよなと、
ふむふむしていました、仕事中にも関わらず。


極めて無表情な電子音であっても、それらのちょっとした変化にさえ何らかの意図などを感受する人間という生き物。
面白いなあと思いました。

また、人間一人一人が必ず持っている心拍。
そこに倍音と楽器の振動による音響が伝わって来たときに、それぞれ一人一人の感覚で何かを感じ取っているはずだと。それらは決して、快感だけではないでしょう。
不快、疑念、圧迫感、恍惚、焦燥、歓び。


そういった様々な情動をもたらし、感覚=心拍に働きかけるような多様なシグナルを、
音楽作品として提示してみたいと思い、書き上げました。


この作品は、2013年にルトスワフスキ国際作曲コンクールで佳作を受賞したのですが、
そのときは1位の作品しか初演されなかったので、ずっと音にならないままでいました。


それがこの度、日本の地で、自分の母校のアニバーサリー公演で、ついに初演して頂くことができ、
本当に嬉しく、光栄に思っています。

シグナルとシグナレスが、また別の場所や機会で、
沢山の方々に聴かれることがあればと願っています。

私たちが、拍を刻む心臓を持っている限り、
音楽は不滅であると信じて。
これからも精進していきます。




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エネルギーを市民の手に

2014.5.14


<English

先月、4月26日(土)に、日比谷図書館文化大ホールで開催された「日本全国ご当地エネルギー市民ファンド勢揃い」というセミナー・説明会に行ってきました。



こちらのセミナー、(株)自然エネルギー市民ファンドが主催されたもので、
〜エネルギー、農業、食と酒、人という
「地域資本」を活かして〜
というサブタイトルがついています。


これまさに、3・11以降、私がぼんやり考えていた内容とリンクしていて、大変興味を持ったのですね。


大きくなりすぎたものは、細部と方向性が見えにくくなる。


大きな発電所で大量に電気を作って輸送する、大量に生産・消費をするスタイルは、もう限界なのではないだろうか。


これまでのやり方は、実はエネルギーや生産物がけっこう無駄になっていて、効率よく回るものも回らなくなったりしていって、結局は非合理的だったのではないだろうか。


あの未曾有の大震災は、そういったこれまでの社会の在り方、私たち人間のこれからの暮らし方や文明の方向を、
ギリギリのタイミングで必死に考えて舵を取り直せと、諭してくれているのでは…


そんなことをぼんやりと考えていたところ、
まず、小田原市の「ほうとくエネルギー」という新しい会社を見つけました。
ほうとくエネルギー株式会社


この会社のHPを時々チェックしていた中で今回のセミナー開催を知り、ドキドキしながら行ってみたのでした。



もう、とってもとっても面白かったです。行って良かった!
ここ数年、国の政治上でほとんど感じられなかった嬉しさ、
「頭の良い人たちが、新しい良い方向にむかってちゃんと指針を示して動いてくれている」という安堵感に包まれました。
金子勝さん、川口真理子さん、伊藤宏一さん、飯田哲也さん、4名の方々の解説やお話もとっても示唆に富んでいて、考える糸口や未来への眼差しも、たくさん教えてもらいました。


以下、印象的だった言葉を列挙していきます。

●市民が、エネルギーを一つの兼業としながら本業を営んでいく。つまり、みんなが生産者であり消費者である。


●風力や太陽光など、自然の営みと付き合うことに一番長けているのは農家。エネルギー兼業農家の誕生で農業を豊かに!

●現在の中央の政治は、中心にいくほどスカスカで劣化している。変わっていくのは、地方からかもしれない。現実においてもっとも創造的な活動が、実物をしっかりと形にしていって、それが中央を変えていく力になるのではないか。


●「インターネットの普及」に近いほどの、大きな良い変化が、エネルギー界に生じている。


などなどです。


私は、一日でも早く汚染水を止めてほしいですし、もちろん絶対に脱原発をするべきだと考えているのですが、
これら一方向のみを考えていると、個人的には息が詰まってしまいそうな気がしていたのです。


金子勝さんも、「脱原発一本だけでは気力が風化してしまうので、こういった市民エネルギーの力を並行していくことは重要だと思う」といった発言をしていらっしゃいました。


明るい未来のエネルギーと信じられていたものに終止符を打つのですから、相当の根気と時間がかかることと思います。しかも、その過程で、私たちが闘うものが何になるのかを思うだけでウンザリします。


だからこそ、新しい良いものを生み出すワクワクがあることで、これまでのことに決着をつける作業の苦さも、少しは軽減できたら良いなあと思うのです。
そして、原発事故で甚大な被害を受けた方々や、今もなお収束作業にあたってくれている方々に、資金面でも心の面でもエールを送り続けたい。そのためには、政府に関わらずに回れるお金のサイクルが必須なのだと思います。


最後に、ご当地エネルギーの簡単なご説明を。
端的に言うと「市民が出資してみんなで創る発電所」です。


ほうとくエネルギー株式会社の場合は、小田原市内のメガソーラーや公共施設の屋根を借りてソーラー発電を行う、その立ち上げのために市民が出資する。そして作られた電気を電力会社に売電して、その収益を出資者に分配するというしくみです。


より具体的には、1口10万円からの出資で、
分配は8年間、最終的に出資者の手元に返ってくるお金は推定で113,000円とのこと。


つまり、10万円出資して、すこ〜し増えて返ってくるということです。しかも、銀行に預けるよりよーっぽど利率が良い!
何より、自分のお金がどういった事業に使われているかを直接見ることができ、
それが地産地消のクリーンエネルギー事業という、なんだかとても良さそうなものである。


というので、私はなんだかワクワクしてしまったわけです。
今回は、山口、会津、小田原市、石狩の4市の市民ファンドが各々の事業を説明してくださって、
ご当地ならではの雰囲気の違いや、事業展開の特徴なども知ることが出来てとても興味深かったです。


そして皆さんに共通していることが、「国に頼らず市民の力で新しいエネルギーと楽しい暮らしを!」という熱いお気持ちでした。


本当に、ひとつ大きな希望を教えて頂きました。
有り難うございました!

後日談。
(ほうとくエネルギーに10万円一口だけ出資しようかな〜〜〜、10万円なら、、されど10万円、、
でもな〜〜〜……)
とうじうじしていたら、なんとっ!
「募集修了のお知らせ」と。。。
「おかげさまで、目標の募集総額に達したため、出資者の募集は2014年5月12日付けで締め切りました」とのこと!


がーん。。。8月末までが募集期間だったので、油断していた。。
セミナー&説明会の効果が大きかったのでしょうね、盛り上りましたものね。。。
うんうん、、。←乗り遅れた人


これからこういった市民の手によるエネルギー発電の動きがどんどん生まれて、私たちの暮らしの中に普及していくのではないかと思います。
こちらは、株式会社自然エネルギー市民ファンドのサイトです。
株式会社自然エネルギー市民ファンド

ほうとくエネルギー以外の市民ファンドも、まだまだ募集中とのことです。


次の機会こそは、私も市民エネルギーファンドに出資してみたい!
自分のお金で自分たちのエネルギーを作って使っていきたい〜〜!


そう思った初夏でありました。
皆様もよろしければぜひぜひ!

長々お読み頂きありがとうございました!(*^▽^*)


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ジュネーブ国際音楽コンクール

2013.12.26

By Chicaco


初日のリハーサル!







このたび、ジュネーブ国際音楽コンクールにおいて、二つの特別賞を受賞致しました!!
同コンクールの本選演奏会のために、
11月後半から12月始めにかけてスイスはジュネーブに滞在しておりました。私にとっては初めてのスイス、
本当に毎日が幸せで、刺激に満ちあふれた素晴らしい経験となりました。


今回のコンクールは、フルートソロと室内楽という編成で、室内楽の楽器は作曲者がそれぞれ任意で選択するという内容でした。
私は、フルートソロの他にオーボエ、クラリネット、チェロ、パーカッション、ピアノを選び、「Uminari」という曲名で約15分の室内楽作品を作曲しました。
12月1日の本選演奏会において、シルビア・カレッドゥのフルート、グレゴリー・シャーロット指揮、アンサンブル・コントルシャンの演奏で初演され、
 ・Audience Prize(聴衆が一票ずつ投票して選ぶ)
 ・Young Audience Prize(12〜17歳までの若い聴衆の投票による)
この二つの特別賞を、大変ありがたいことにどちらも受賞させて頂くことが出来ました。


この「Uminari」は、海の多様な表情や海そのものの情景を、音によって描きあげた作品です。
もちろん、そこには東日本大震災以降、私の中で起こっている変化や反応から来たものが結実しているとは思うのですが、
決して海の恐ろしさや津波の恐怖などを描こうとしたものではありません。


震災の前もその後も、変わらずたゆとう海という存在の、その大きな包容の中に、
私たち人間は、安らぎや慈しみ、慟哭や声にならない悲しみなどを投影してきました。

私たちは、
「海に慰められる」「海が怒っている」といったように、海そのものの状態から人間的な感情を受け取ったり、
「海が泣いている」「海が微笑んでくれている」というように、自分の感情や求めている反応を投影したりします。


こういった、感情という不思議なものを持っている私たちが、それらを自然に投影したり感受したりしながら生きていることが、4、5年ほど前から、私はとても興味深く思えてなりませんでした。
そして、多様な感情を抱く人間や、その感情を投影させて包容してくれる自然を、
音楽のテーマとして置くことに惹かれていったのです。


ですから、この「Uminari」も、穏やかな凪や、逆巻く渦、絡まり合う大波などの多彩な表情を持つ海そのものと、そしてそこに込められた、人々の様々な感情を、淡々と描いた作品になっています。


ただ、私は日本人で、しかも留学や海外研修の経験も全く皆無だったので、このような性格の作品が、ジュネーブの方々にどのように聴いて貰えるのか、正直なところ、
もの凄くドキドキしました。
けれども、Uminariの演奏が終わると、聴衆の皆さんが本当に熱い拍手をくださった。また、終演後に良かったよと感想を言いに来てくれる方も沢山いらっしゃって、
海や人種を越えて、新しい作品が音になった瞬間をこんなにも喜んでもらたことが、本当に嬉しかったです。


Audience賞を二つとも頂けたこと、その意味を、作曲家としてしっかりと受け止めて、励んでいきたいと思います。


もしよろしければ、こちらのアンサンブル・コントルシャンのサイトからファイナルコンサートの視聴が出来ますので、ぜひお聴きください。
Concours de Genève
http://www.rts.ch/dossiers/concours-de-geneve/
(ファイナル作品が5曲全て視聴できます。
「Uminari」は4曲目、58分辺りから始まります。)


音楽技術の面では、特殊奏法と呼ばれる楽器演奏法や、
非楽音なども多数用いられている他、
このたび初めてクリスタル・シンギング・ボウルという楽器を導入したことも、ぜひお伝えしたいと思います。


このクリスタルシンギングボウル、作曲を進める中で、
中間部に、長く持続して響きが混合するような音がどうしても必要となり、
それを叶えてくれる楽器が無いか探しに探して見つけた楽器です。


チベットの宗教儀式で、シンギングボウルという金属製の楽器が用いられますが、
このクリスタルシンギングボウルは金属ではなく正にクリスタルで出来ていて、なんとその誕生はNASAなのだそうです。
元々はコンピューターチップを培養するために用いられていたボウルで、たまたま技術者の一人がこすってみたところ素晴らしい音色が発生し、それ以来サウンドセラピーやヒーリングの現場などで用いられてきたとのこと。


このクリスタルシンギングボウル、ヒーリングの世界では既にメジャーのようですが、現代音楽作品や実際の演奏会においては、これまでに取り入れられた例はほとんど無いのではないかと思われる楽器です。
今回の「Uminari」が、クリスタルシンギングボウルを使用した、初めての現代音楽作品かもしれません!
どのような音が響くのか、ぜひお聴き頂ければ幸いです。



最後に、お世話になったコンペティション事務局の皆さん、12日間のジュネーブでの滞在を全て面倒を見てくれたイエレーナさんとシェリーさん、
初演が終わるまであらゆる面で応援してくださった隅田泉さん、
何より、このたびの初演を大成功に導いてくれた素晴らしい音楽家、コントルシャンの皆さんをはじめ、
高い音楽性と個性を持ったファイナリストの皆さんと出会えたこと、
そして、この結果に辿り着くまで変わらず励まし見守り続けてきてくれた家族や友人に、
心の底から、深い感謝の念を送ります!
本当に、有り難うございました。

おまけに、宜しければファイナルコンサートでの写真などなど、ご覧ください。
ジュネーブで、「がんばりんさい」とエールを貰ったように思います。
また次作に向かって、精進し続けて参りますね。


審査員の作曲家の方々=細川敏夫先生、Magnus Lindbergさん、Philippe Manouryさんと。皆さん、魔法使いのような存在感でした。
細川先生とは、今回のレセプションで初めてお話することができ、貴重なお言葉を沢山頂きました。本当に本当にありがとうございます。この写真は宝物の一枚です。


演奏会終了後、審査発表待ちの間に行われた、
ファイナリストへのインタビュー。笑顔ですが内心は汗だらだらでした。


朝日新聞の記者の方が、取材に来てくださいました。
なんとコンサートからお聴きくださって、大変嬉しかったです。
野島さん、上原さん、ありがとうございました!


フルーティストのシルビアさんと、ジュネーブでとっっってもお世話になった、ピアニストの泉さんと!

日本に帰ったら、義理の姉妹と弟くんが、お祝いにこんな素敵なワインをくれました!特別賞を受賞した日付と、私の名前を入れてくれています。
うー、うー、嬉しくて泣きそうになったのは内緒。


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ありがとう、ワルシャワ!

2013.10.3

By Chicaco

<English

9月24日から30日まで、ポーランドで開催された『ヴィトルト・ルトスワフスキ生誕100周年記念国際作曲コンクール』の授賞式に出席するために、首都ワルシャワに行ってきました。
泊めてもらったのはNovotelというホテル。とても素敵なお部屋で、21階からの都心の眺めは壮観でした。


受賞式は28日だったので、それ以外の日は何をしていたかというと、、、、
「ワルシャワの秋」という現代音楽祭の演奏会に招待して頂き、沢山の興味深い作品を間近に聴かせて頂きました。またコンクール運営委員やルトスワフスキ協会の方々とのランチがあったりと、日々何かしらのイベントがあり、とても充実した時間を過ごさせて頂きました。
(自分の英語力には毎日ハラハラでしたけれど!)


写真は、28日に授賞式と音楽祭最後の演奏会が開かれたコンサートホール、ワルシャワフィルハーモニックで撮影
されたものです。(クリックすると拡大されます♪)
まずはエントランスにて。
ちょっと緊張してますね〜(^ ▽^;)




開演前のホールです。入った瞬間、思わず歓声をあげてしまいました。
守られてきた伝統や、ワルシャワの人々の、音楽への愛情を感じる素晴らしいホールでした。
音響も大変良かったです!
決して響きすぎず、まるでオーケストラが一つの大きな塊のように集中することが出来て、でも凝り固まらずに躍動出来る、絶妙な残響感だったと思います。




その後、受賞者全員が壇上に並び、プロデューサーや会長の方々からのご挨拶、そして一人ずつに賞状と花束が授与されました。







この授賞式の後、音楽祭を締めくくるラストコンサートが始まり、一曲目に一位のTomas Simakuさんの作品が世界初演されました。安定感のあるオーケストレーションと、聴いていて不和の起こらない音楽の流れ方。
納得の作品だと思いました。
その他に、Paweł SzymańskiさんとThomas Adèsさんの大作2曲が演奏されました。いずれの作品にも、学び感じ得る佳いものがたくさんあって、私の耳は本当に嬉しかったろうと思います。


コンサート終了後に音楽祭閉会の挨拶が行われた後に、主催者も聴衆の方も全員ごちゃまぜで大規模なレセプションが始まったのには驚きました。美味しい料理にスイーツに赤ワイン白ワイン、、、音楽祭の千秋楽が無事に終わった訳ですから、みなさん本当に打ち上がっていらっしゃって、楽しそうでした。もちろん私も!立派な酔っぱらいになりましたとも〜。
他の受賞者の方々とも(がんばって)色々とお話もできました、レセプションまではなかなかこのような時間が作られなかったので、とても嬉しかったです。


最後!ホテルに帰って一枚。そして賞状です。
頂いた花束と賞状です

素晴らしい一夜でした。本当にありがとうございました!


ワルシャワの人々は、本当に温かい人ばかりで、そして距離感の取り方にどこか日本人的なものを感じました。(勝手な主観です、人種学的では全くありません〜。)
察してくれるというか、、、例えば狭い道ですれ違う時に、スペースを作りながら通ってくれるとか。目的の駅が分からなくて困っていたら声をかけてきてくれるとか。(←実話です。)
それって、些細なことのようで大きい違いではないかと思うのです。


私にとって、実は今回が初めてのヨーロッパ渡航だったので、その最初にお世話になった国がポーランドで良かったなあと、じんわりと嬉しく思っています。
お世話になったAleksandraさん、Tomaszさん、受賞者のお三人、そして出会った沢山の方々、本当にありがとうございました!


今回の経験を糧にして、
また一つ一つがんばって参ります。
ありがとうワルシャワ!また行きたいです!
ホテルの部屋から見たワルシャワの眺望、壮観でした!

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《大地と海と人のうた》

2013.9.5

By Chicaco


公演のパンフレット。偉大な田中信昭先生の指揮!

<English

先日、8月25日の日曜日、私の新しい合唱曲「大地と海とひとのうた」の初演が
無事に終わりました。
2011年3月に東日本大震災を受けてから、一つ一つ自分の音楽を問い直す日々が始まり、
2年をかけてようやく完成した合唱作品です。
作曲だけでなく作詞も自分で行ったため、
思いがたくさん込められた歌になっています。


実は、歌詞がどのように受け止められるかが最後まで不安で、本番前には今まで味わったことの無い緊張状態に陥ってしまったのですが、、


そのような杞憂をすべて払拭してくれた、素晴らしい初演でした。
東京混声合唱団さんの迫真の歌声と、きみつ少年少女合唱団の天使の歌声。
演奏のクオリティが本当に素晴らしく、感無量の本番でした。
そして、会場の聴き手の皆さまも、本当に大きな、大きな拍手をくださいました。
がんばって良かったなぁ。。。


きみつの子供たちは私の歌詞を読んで、泣きながら練習してくれたそうです(TーT)
子どもの感受性とパワーは素晴らしいですね。そして東混の方々の本当にプロフェッショナルな歌声。見事でした!


まずはようやく初演のスタートが出来たので、これからです!
このような機会をくださった田中信昭先生と中嶋香さん、素晴らしい初演をしてくださった演奏者の東混さんときみつの子どもたち、そして支えてくれた家族に、心からの感謝を捧げます。


一番下の写真は、舞台挨拶に呼ばれて半泣きの私。。。実は本番途中から涙腺崩壊しました。自分に動揺しました〜。。。
でも、皆さんの笑顔が嬉しいです。


こちらは、当日の会場パンフレットに掲載されたプログラムノートです。
私がどのような思いでこの合唱曲を書いたかが記されているので、
よろしければぜひご覧ください。


クリックすると拡大されます♪


録音が頂けたらまたアップしようと思います!
終演後の舞台挨拶の様子。半泣きです。

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